
Powered by 東京新聞ABOUT PROJECT
いま、わたしたちのまわりで、
起きていること。
毎日の勉強や、遊びに恋愛、就活。普段の暮らしの中では見えてこないたくさんのできごと。環境のことや政治、経済のこと。友達の悩みも、将来への不安も。小さなことも大きなことも全部、きっと大切な、自分たちのこと。
確かなこと。信じること。納得すること。コミュニケーションや、意見の交換。
あたりまえの自由さ、権利。流れてきた情報に頼るのではなくて、自分たちの目で耳で、手で、足で、感動をつかんでいく。
東京新聞『STAND UP STUDENTS』は、これからの社会を生きる若者たちに寄り添い、明日へと立ち向かっていくためのウェブマガジンです。等身大の学生たちのリアルな声や、第一線で活躍する先輩たちの声を集めることで、少しでも、誰かの明日の、生きる知恵やヒントになりたい。
時代を見つめ、絶えずファクトチェックを続けてきた『新聞』というメディアだからこそ伝えられる、『いま』が、ここに集まります。
STUDENT VOICE
靏田夢響(つるだゆき)
20歳
STUDENT VOICE
世界中で起きている問題を
解決するために
靏田夢響(つるだゆき) 20歳
世界中で起きている問題を
解決するために
父の仕事の都合で、ロシアに住んでいたことがあります。9歳の頃にクリミア侵攻が始まり、それを連日ニュースで見ていて、小学生ながら「こんなことがあっていいのか?」と疑問を感じ、いつか世界中で起きている問題を解決できる人間になりたいと決意しました。その後さまざまなボランティア活動を通じて、移民や難民の複雑な問題にも直面しました。家族が引き裂かれるようなことはあってはいけないなと。だから今はあの時の決意を胸に、世界で躍動できるよう一歩一歩進んでいきます!
東京新聞 デジタル編集部 吉田通夫から

ご質問ありがとうございます。
私は特派員として、アメリカ・ワシントンに3年間赴任していました。
言葉の壁もあるなかでいかに本音を聞き出すか。そう問われてまず思い出すのは、赴任して間もなくインタビューした米紙ワシントン・ポストの元編集長です。アカデミー賞映画のモデルにもなった人物でした。
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アマゾン創業者が買収 倒産危機から過去最大の読者獲得の米新聞社
名物編集者は語る(2021年4月5日 東京新聞デジタル)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/95795
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アマゾン・コム創業者のジェフ・ベゾス氏が同社を買収した当時の空気感や、自身が職を追われるかもしれないと感じた心境などを、率直に語ってくれました。
私はそれまで海外で生活した経験がなく、現地で十分な取材ができるのか不安もありました。でも、インタビューを終えてほっとしたと同時に、いきなり取材を申し込んできた外国人の私に、思いの丈を包み隠さず話してくれたことに感謝しかありませんでした。
取材をメールで申し込んだときに、元編集長がモデルになった映画を見て感銘を受けたことなどを書いたのが良かったのかもしれません。
この時もそうだったのですが、アメリカで取材するに当たって心がけたことは、日本で取材をするときと大きく変わりませんでした。
取材相手の経歴や立場を事前にできる限り調べること。相手に敬意を持って接すること。握手かお辞儀か、といった所作の違いはあっても、「相手を一人の人として尊重する」という姿勢は、国や文化を超えて伝わります。
そうした姿勢が伝われば、多少の言い間違いやニュアンスのずれがあっても、取材相手の側が「この人には伝えたい」と思って、言い方を変えたり、補足してくれたりすることが多いと感じました。
アメリカは日本と違い、戦争を続けてきた国で米軍は巨大な存在です。軍関係者など軍を批判しにくい立場の人に取材することもありましたが、取材相手は言葉を選びながらも、けっこう批判していました。
読者がアメリカ国内におらず言いたいことが言えるという側面もあるかもしれませんが、お互いに敬意をもって接し、その場で信頼関係ができたという部分もあったと思います。
自分が日本で外国メディアの取材を受ける立場になったと想像してみても、相手が敬意を払ってくれていれば、こちらも「できるだけ正確に伝えよう」と思うはずです。
なお、トランプ大統領の支持者の中には、伝統的な新聞社やテレビ局を敵視し、取材に応じない人も少なくありません。そうした人たちが「日本のメディアなら」と話してくれたこともありました。とてもいい人たちでした。
オールドメディアだ SNS だ、右だ左だと先入観を持たずに、人と人がお互いを尊重できれば、分断や対立も起きないのではないか。そんなことも感じました。
ですから、本音を引き出す近道は、特別なテクニックよりも、人を尊重するという基本に尽きるのだと思います。これは言語や国境の問題以前に、日本人同士のコミュニケーションにも、そのまま当てはまる話かもしれません。