Powered by 東京新聞ABOUT PROJECT
いま、わたしたちのまわりで、
起きていること。
毎日の勉強や、遊びに恋愛、就活。普段の暮らしの中では見えてこないたくさんのできごと。環境のことや政治、経済のこと。友達の悩みも、将来への不安も。小さなことも大きなことも全部、きっと大切な、自分たちのこと。
確かなこと。信じること。納得すること。コミュニケーションや、意見の交換。
あたりまえの自由さ、権利。流れてきた情報に頼るのではなくて、自分たちの目で耳で、手で、足で、感動をつかんでいく。
東京新聞『STAND UP STUDENTS』は、これからの社会を生きる若者たちに寄り添い、明日へと立ち向かっていくためのウェブマガジンです。等身大の学生たちのリアルな声や、第一線で活躍する先輩たちの声を集めることで、少しでも、誰かの明日の、生きる知恵やヒントになりたい。
時代を見つめ、絶えずファクトチェックを続けてきた『新聞』というメディアだからこそ伝えられる、『いま』が、ここに集まります。
STUDENT VOICE
田村玲偉
22歳
STUDENT VOICE
就活ではもっと
能力を見てほしい
田村玲偉 22歳
就活ではもっと
能力を見てほしい
言いたいことが多すぎて何から言えばいいのか…。政府のコロナ対応はもちろん、経済対策すら打ち出せずスキャンダルばかり取り上げる野党の対応にも疑問を抱いています。それと新卒採用制度。僕はキャビンアテンダントになるのが夢なのですが、コロナの影響で就活は一旦打ち切り。留学もできない。もう4年生なので状況が落ち着くのを待っていたら既卒の扱いになり就活では不利になってしまう。もっと『能力』を見てくれる社会であってほしい。
東京新聞 社会部 藤川大樹から
物事を多面的に見るためにいろいろな人たちの視点や意見を参考にする、というのは素晴らしいですね。ツイッターなどの SNS では、自分と似たような意見の人をフォローするため、異論が耳に入りにくくなっています。ひいては、それが社会の分断を深めているようにも感じています。
東京新聞はインターネット上で『左翼的』『リベラル』と言われます。リベラルや保守の定義がイマイチはっきりしませんが、あえて否定はしません。政府が打ち出す政策にはメリットもあれば、デメリットもあります。大多数の人にとっては利益でも、そこからこぼれ落ちる人がいます。
声なき声を聞く――。
それが記者の役目だと教えられました。東京新聞は、ともすれば切り捨てられかねない弱者ら少数派の声を大切にし、時に政策の問題点を指摘するため、人によっては「国益を考えていない」「足を引っ張ってばかり」と映るのかもしれません。
ただ、東京新聞には偏った記事ばかりが載っているのかと言われれば、そんなことはありません。実際に新聞を開いてもらえれば、論調の違う記事も掲載されていることが分かります。ネットにアップされている単品の記事を味見するだけではなく、ぜひ新聞をじっくり読んでみてください。
さて、質問への回答です。私は十数年前、「名刺一枚でいろいろな人に会える」というところに魅力を感じ、新聞記者を志しました。いわゆる『ノンポリ』の学生で、特に東京新聞の論調に共感して入社したというわけでありません。
今は社会部で政策の問題点や政官財の利権などを取材し、政府に厳しい論調の記事も書いていますが、実はやや保守寄りの考えを持っています。現実主義の外交・安全保障、財政規律の重視、社会保障費の抑制などの政策を支持しており、社内では少数派だと思います。記事にも記者にも『多様性』はありますよ。