ABOUT PROJECT

STAND UP STUDENTS Powered by 東京新聞

Powered by 東京新聞ABOUT PROJECT

いま、わたしたちのまわりで、
起きていること。

毎日の勉強や、遊びに恋愛、就活。普段の暮らしの中では見えてこないたくさんのできごと。環境のことや政治、経済のこと。友達の悩みも、将来への不安も。小さなことも大きなことも全部、きっと大切な、自分たちのこと。

確かなこと。信じること。納得すること。コミュニケーションや、意見の交換。
あたりまえの自由さ、権利。流れてきた情報に頼るのではなくて、自分たちの目で耳で、手で、足で、感動をつかんでいく。

東京新聞『STAND UP STUDENTS』は、これからの社会を生きる若者たちに寄り添い、明日へと立ち向かっていくためのウェブマガジンです。等身大の学生たちのリアルな声や、第一線で活躍する先輩たちの声を集めることで、少しでも、誰かの明日の、生きる知恵やヒントになりたい。

時代を見つめ、絶えずファクトチェックを続けてきた『新聞』というメディアだからこそ伝えられる、『いま』が、ここに集まります。

STUDENT VOICE

金子千紗都

19歳

STUDENT VOICE

もっと『戦争』という事実に
向き合わなくては

金子千紗都 19歳

もっと『戦争』という事実に
向き合わなくては

日本は世界的に見ても経済的、文化的に豊かな国だと思います。ただその豊かさの反面『戦争の歴史』から目を背けすぎていないかと疑問に思います。大学の授業で、イラク戦争の空爆直後のバグダッドの人々を映した映像を見て、日本のメディアが伝える『戦争』にリアル感がないと気づき、不安になりました。クレームが来るからといってグロテスクな表現や、誰かにとって都合の悪い部分をカットしてしまうメディアはおかしいと思うし、戦争があった歴史を私たち若い世代に伝える気がないのではないかと、不安になります。

新聞やニュース、メディアについて
聞かせてください
基本的に、気になるニュースや出来事があった時には、一番正確で詳細な情報を提供してくれる印象のある『新聞』を読んで、報道番組などで情報を補足しています。SNS やネットはデマも多いと思いますし、年配の方などまだ上手に使えない人もたくさんいると思うので、身近な新聞やテレビにこそ、もっとリアリティのある報道をしてもらいたいです。
東京新聞の記者に
聞いてみたいことはありますか?
記者として「伝えなくてはいけないこと」(または伝えたいこと)なのに「伝えられない」で終わってしまったことはありましたか? その場合の理由やその時に感じた障壁があれば、知りたいです。
回答 あり

中日新聞 静岡総局 牧野新から

記者の仕事は、あの手この手を使って情報を手に入れること。ハードルが高いほどやりがいが増します。私たちは堀り起こした情報が読者のみなさんに何かしら役立ってほしいという思いで日々働いています。

「伝えたくても伝えられなかった」ことは数えきれません。記者目線だと「疑問があっても答えにたどり着けなかった」と言い換えられるでしょう。

戦争体験者の話は対象者の高齢化と記憶の風化が進み、ハードルが高い取材の一つです。数年前、関心の高まる終戦記念日に戦争体験者の話を記事にしようと試みましたが、1年目は対象者が見つからず断念しました。

何に苦しみ、何に喜び、戦時を生きたのか。どんな景色、音、臭い、そして感情が記憶に残るのか。体験談を映像に残す取り組みも進みますが、直に聞く話とでは重みが違います。

惨禍と向き合い、恐怖、時の慣習などを伝えるには取材で記憶を細かく聞き出すことが必要です。断念した翌年に再挑戦し、何とかフィリピン・ミンダナオ島で戦時を過ごした2人の話を記事にすることができました。

別の取材で「特攻に行けないことが不満だった」と語ってくれた老人に「自分の命を投げ出すのは疑問に思わなかったのか」と聞いたことがあります。「そういう教育を受けたから当たり前の考えだったよ」。衝撃的な答えでしたが、直接疑問を投げかけたから得られた答えでした。

直接話を聞ける最後の数十年で働く記者として、素直に向き合い、ありのままを伝えようと考えています。

牧野新
27歳。2015年入社。東京新聞さいたま支局、静岡総局で取材記者を担当。
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